· 

魔法の言葉、呪いの言葉

 

あなたの勲章となるものは何でしょうか?
今の自分に自分で価値を見出せない
 
だから過去に贈られた勲章のような言葉にこだわり続ける方が時々いらっしゃいます。
 
 


 
『あなたはクリアなチャネラーになる』
 
『あなたはこの秘儀を受け継ぎ、教える人になる』
 
『私にはあなたが世界中でこれを教えている姿が見えるわ』
 
『あなたはそのままで充分です。もう何も学ぶ必要はない』
 
『私の元で学び続ければあなたは必ず覚醒する』
 
 
 
その道の創始者や
世界的に有名な人や
とてもサイキックな人
高次の光に溢れる影響力のある人
 
そんな人たちにそんな言葉をかけてもらったら
とても嬉しく、光栄で舞い上がるような気持ちになるかもしれません。
 
 
特に自分に自信がなかったり
何をしていいか分からなかったら余計に。
 
 
 
良い言葉もネガティブな言葉も
 
信じた瞬間にそれは魔法の言葉にも呪いの言葉にもなる。
 
 
その言葉があなたのハートが望むもので
 
それが自分を自由にし、
自分の可能性の扉を開く言葉なら
信じ進めばいい。
 
 
でもいつだって、あなたが違和感を感じたら
違う選択をすること、違う道を選ぶことも出来るのです。
 
 

 
そしてその言葉があなたに制限をかけるなら
 
 
いつまでも
"誰々にこう言ってもらったことがあるのです"
 
事あるごとに周りの人に知って欲しい、言いたい
 
 
自分自身もいつかその言葉の通りになると信じたくも、いつまでもその言葉の通りにならない
 
色んな物事がうまく進んでないなら、
 
もうその言葉に拘っていても意味ないです。
 
 
確かに贈られたその言葉の通りになる可能性はあったのだと思います。
 
 
その時のあなたの意識の状態であれば
またはその時のあなたの意識のまま進化し続ければ。
 
 
でもそうはならなかった。
 
 
どんな可能性があっても、あなたの意志と決断と行動がなければ、その未来はやってきません。
 
 
あなたの意識が現実を創る
 
 
その言葉を信じたかった。
 
けれど、あなたが自分を信じられなかった、
信じきれなかったか、
 
あなたが不安や恐れの中で、自分にそうなる機会を与えなかった、先延ばし、引き延ばし続けたり、逃げてしまったのかもしれません。
 
 
意識的に、または無意識の中で。
 
 
またはそれがどんなに素晴らしいものでも
 
あなたの魂の目的とは違った
魂の望むものではなかった

 

過去に贈られた言葉がどんなに価値あるものであれ、それにしがみついている、縛られている、手放せないなら、それは呪いの言葉です。
それはどこかまでは魔法の言葉だったはずです。
でも自分自身にではなく、
その言葉を贈られたことに価値を持たせ
執着と共に、どこかであなた自身がそれを呪いの言葉へと変えてしまいました。
そしてそれは今では、あなたを不自由にする
足枷や手枷になってしまっているかもしれません。
そんなに拘り続けるのはなぜでしょうか?
それがないとどうなるのでしょうか?

 

その言葉は、自分にとっての大切な勲章
自分に価値があると証明するものだとしても
その言葉を信じる事で、見なくてすむ
認めたくない本当の自分がいるかもしれません。
滞った感覚や、物事がうまく進まない所から本当に進み出したいのなら
その言葉を手放す必要があると思います。
そうする事でしか前には進めません。
何をしていても、あなたとあなたの"在り方"や生き様が全てを物語ります。
それこそが誰にも何にも証明する必要もないほど
あなたが自然に放つ勲章以上の意味あるもの
価値あるものです。